LEADERS BLOG

リーダーのためのブログ

2017.07.26

協創の現場からインナーブランディング

毎日が特別な“職場”

 社員総会にキックオフ、歓迎会、運動会など…全社員で行う社内イベントを実施する企業が近年さらに増えています。

 社内コミュニケーションの促進、組織の理念やビジョンの浸透、とその目的は様々ですが、「会社全体を考え、感じ、将来の可能性や成長を全社員で実感できる場」として社内イベントの価値を重視し、その効果を感じている企業が増えていることは、この意義を唱えている私どもとしても嬉しいかぎりです。

 しかしながら、これらイベントは特別に設けられた「非日常の機会」です。1年365日のうち約250日は過ごす職場生活の中で、これら機会は多くてわずかに10日程度であることも事実です。

 ならば、その毎日を過ごす「職場」もまた、会社や組織全体の一体感を得られ、新たな刺激や創造性を喚起する「特別な場=イベント」にすることができないだろうか?

 このような職場づくりに挑戦しているお客さまがあります。

 一つは、弊社でも提唱している、「職場の魅せる化・ショールーム化」いわゆる工場案内・職場案内です。

 BtoBの会社ですが意図的にお客さまが来社する機会を増やし、工場や事務所の社員が直接お客さまに触れ、接客や案内をする機会が日常化しています。お客さまの来社目的はそれぞれ異なるので、その目的に合わせて組織横断のチームが編成され、全員で準備~お迎えをします。

 毎日の職場が、営業のみならず全社員がお客さまとの対話、広報、営業、マーケティングする機会となり、社会やお客さまとの関係性の中での自社や自分自身に自信と誇りを日々の中で感じることのできる機会になっています。

 さらにこのお客さまは、「ラーニングオフィス・工場」と題し、職場の新たな価値づくりを試みはじめました。

 単に自社を「魅せる場」でなく、「学べる場・学び合う場」に変えようとすることで、お客さまの会社の中で具体的に応用・展開できる、あるいは同じテーマで共同開発につながるきっかけを生み、オープンイノベーションの職場づくりにつながっています。

 例えば、同社の運送部門では、全国数十箇所の営業所を「ラーニング営業所」として、運送関係の同業者やお客さまが営業所に集い、これからの運送業のノウハウを共に学び、共同開発・共同研究が行われる営業所に変容させようとしています。

 このように職場そのものに新たな役割を見出し、「組織としての価値を生む職場」の可能性を追求していこうとしています。

 業種・業態によって、職場のパフォーマンスの生み方や活性化の仕方は多種多様ですが、職場づくりのポイントとして以下の3つを押さえていくとうまくいくでしょう。

1)社内にいながらも誰もが「社外」に触れ、感じ、考えられる職場環境をつくる
2)従来業務や管理業務などのすべての仕事やマネジメントを将来基準・対外基準で再価値化し、
  魅せる・学べるものにする
3)「会社全体」の営業活動・開発活動・広報活動として、部署を超えた協働・連携が行える状況を
  つくる

 そして、何よりも大事な職場づくりのスタートは、何を自社・自職場(オフィス・工場)の特長・個性・らしさとして、社内外に際立たせていくか? そのコンセプトを描くことです。

 ここから既存の職場の機能や役割を超えた自由な役割や環境のイメージが膨らんでくるはずです。

 「職場」の可能性は未知数です。毎日が特別な日になる職場づくりを始めてみませんか?


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藤掛 里花

この記事の執筆者

藤掛 里花

チーフコンサルタント
専門分野:企業文化・組織変革