LEADERS BLOG

リーダーのためのブログ

2016.12.27

上位概念・組織開発協創の現場からインナーブランディング

企業の年相応の誕生日(=周年)のむかえ方とは?

 2016年もあと数日で終わりを迎えます。
 今年を象徴する漢字は「金」と発表され、今年のヒット商品の発表もあり、年の暮れは各分野の表彰や年末挨拶など恒例の行事や企画、イベント…、年末年始はまさに誰もが共通に迎える、共通の節目と言えるでしょう。

 そのような節目とは異なり、自分の会社ならでは節目、その一つが「周年」です。

 弊社は宣伝会議主催の「周年活用プロモーション講座」で講師を務めていますが、毎回、様々な業種・業界から多くの受講企業・受講者が集い、真剣に周年を自社にとってどのような機会にすべきかを考えています。

 単に一過性のイベントごとに終わらせず、自社ならではの節目をどう捉え、経営パフォーマンスに繋がる周年コンセプトを描くか。
そしてそれをどう一貫性持って社内外にブランディングすべきか。

 講座では、それらを提唱し、皆さまに共鳴いただいています。このように、会社の生い立ちや生き筋、立ち位置などによって、当然ながら、その会社ごとの周年テーマがあります。

 その一方で、「年齢」という側面から考えてみるとどうでしょう?
 人にも20歳、40歳、60歳…と年齢を積み重ねるからこそのその人の在り方やらしさがあるように、企業にも「年齢=周年」相応の迎え方があるのです。

 ご自分の年齢や、自社の会社の年齢と照らし合わせて、考えてみてください。業界の成長スピードや置かれている環境によって状況は違ってきますが、ご参考までに捉えていただければと思います。

 10周年、20周年企業は、人間と一緒で、人格や個性がようやく備わり、活動を開始する年頃です。
 企業の年齢では「内なる基盤づくりから外への価値発揮へ」の節目です。最初の10年ですので、新会社としての基盤づくりがようやく整い、いよいよ外部にその会社ならではの価値を発揮していく、そのスタートとなる企業が多いでしょう。

 30周年、40周年企業は、「アイデンティティーの再認識・再定義」です。
 ある程度の年齢を重ね、ちょうど経営継承のタイミングを迎える企業が多い時期です。経営体制は変わろうとも、変えてはならない普遍的精神や価値とは?そして変えなければならないことは何か?この両面を明確に、新経営陣がメッセージと具体的施策を持って示していく大事な時期です。

 50周年、60周年企業は、「新たなステージ(業態・業容拡大など)への全員参画」です。
 ここまで存続しているということは、業界における確固たる存在価値を確立しています。故に、他分野・マーケットへと自社の業態を変容・拡大することが次なる成長の必然となることでしょう。その新たな方向性への全社員の参画体制が肝となります。

 そして、100周年企業は、「社会における価値・貢献」、すなわちCSRそのものです。
 もはや企業として、業種・業界、また国を越えて、社会全体に影響を及ぼす存在です。その責任をさらに自覚し、より良き社会への未来価値を提供することを実証しなければなりません。

 このように、自社の「年齢」から、望ましい周年の在り方・迎え方を考えてみるのも一つではないでしょうか? 

 大きな声では言えませんが、私も来年はアラフォーからアラフィフ世代に。自分の「年齢」に相応しく、かつ自分らしく、より必要な存在となるには何をテーマに据えるべきか?この年末年始にじっくり考えてみようと思うのです。

 皆さま、良いお年を!


↓周年事業の参考事例の一例をご紹介しています
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周年事業などの企画・製作・運営支援サイト「社員総会の森」
「どのような周年事業の準備をしていけばいいのだろう?」
/soukai/event_q1.html
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藤掛 里花

この記事の執筆者

藤掛 里花

チーフコンサルタント
専門分野:企業文化・組織変革