LEADERS BLOG

リーダーのためのブログ

2017.01.25

上位概念・組織開発協創の現場から

トッププレゼンテーション 社員に何を伝えますか?

 中期計画や年度方針など、新しい期のスタートに向けて幹部層の方々は、自身の構想や方針の明確化~明文化をされている時期ではないでしょうか。年の初めでもありますので、年頭所感などを通じて社内にメッセージを発信される方も多いと思います。

 方針策定のご支援はもちろん、方針説明会や社員総会など、社内外への発信機会でどのようにプレゼンテーションするかというお手伝いをすることも多いのですが、「いかに伝わるものにするか」は本当に悩ましいところですね。

 幹部の皆様はおおむね、
「方針や課題を何度も説明しているが、さっぱり伝わっていない」
「この機会に今一度、しっかりと説明し浸透を図りたい」
「でないと全く現場レベルで実行されない」
 という問題意識をお持ちです。

 そのため、プレゼンテーションでは「方針や課題で示している“言葉”の意味合いをどう理解させるのか」を重視。 「●●というのはどういうことを言っているのか」「だからどういうことを実行することが必要なのか」という点を詳しく説明すべきと思われていることがよくあります。

 ある方針説明会でのトッププレゼンの準備を進める中で、中期計画を発表してほぼ1年になるものの、全く浸透しておらず行動が変わっていない、というご相談がありました。

 営業部門を中心に現場説明会も実施し、幹部層には社長からも会議の際には繰り返し説明しているとのこと。そこで、何をどう伝えるかではなく「行動が変わらないのは何故か」「何の理解が不足しているのか」など、社員の現状について議論を重ねました。

 最終的に、
「結局は中期計画が理解できていないのではなく、ウチのサービスやマーケットにおける機能についてのとらえ方が変わっていないから、やることが変わらない。そこをどう変えたいのか、どんなとらえ方に変えて欲しいのかを伝えることが、今回のプレゼンのポイントだ」
 という結論に至り、社員の方の現状認識アンケートをベースに、お客様・仕事・サービス…など、新たにどんなとらえ方で行動していくのかを発信するプレゼンテーションを実施されました。

 「解説と指示」ではなく、「自覚と共鳴」を生むメッセージが、社員の心に火をつける。
 御社の中ではどんな経営メッセージが、発信されているでしょうか。


↓トップのリーダーシップについてはこちらからも
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「風土を変えるリーダーシップ」
/news-i/backnumber/sosikihenkaku/1018.html
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立石 裕美

この記事の執筆者

立石 裕美

チーフコンサルタント
専門分野:組織変革・人材育成