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リーダーのためのブログ

2017.09.27

上位概念・組織開発協創の現場から

小集団活動発表会、事前に確認したい3つのポイント

上半期ももう終わりということで、9〜10月は小集団活動の発表会がお取引先の会社様のほとんどで実施されています。

 「発表会」というわけですから、勿論主軸は「発表内容(様々な取り組みの結果・成果や学び)」なのですが、「会」として社員が集まり、会社のイベントとしてお客さまをお招きして実施する「場」となります。運営を含めて良い機会にしたいものですね。

基本的なことですが、以下3つのポイントを押さえることが重要ですので、これから開催される場合は、ぜひ確認してみてください。

1.発表内容をまとめる過程での学習効果を大事にしていますか?

発表資料をつくり込む過程は、重要な育成の機会であることは言うまでもありませんね。
自分たちの活動を第三者にもわかりやすいものとして整理することで、論理的思考力や体系化力が養われ、振り返りから今後取り組むべきことを明らかにする検証力も高まります。
また、改めて会社の目標や戦略の意味合いの理解を深め、各チームへの期待や貢献領域を認識するといった、上位概念の浸透機会でもあります。「まとめさせるだけでも大変なのに、そんなこと意識してられないよ…」というマネージャーの方、毎回同じことをぼやき続けるのと、大変でも徐々に自律性が高まっていくのとでは、どちらを選ばれますか?

2.発表だけでなく、運営面の準備もしっかり行っていますか?

社内だけで実施する場合もあるかもしれませんが、いずれにしても式次第があるのであれば、司会者の進行と練習、全チームの発表の仕方はどうするか…など、公式の場としてしっかり実施するための準備は必要です。ましてやお客さまをお呼びして実施する場合は、お迎えの段取りや、会社内のご案内の内容、第三者の目から見たフィードバックやアドバイスを頂く時間や仕掛けなど、組み込むことは色々あります。
「そんな体裁的なこと、必要なの?肝心なのはいかに内容のある発表をするかだと思うけど…」繰り返しになりますが、「発表会」はプレゼン資料と発表者の力量だけで構成されているのではありません。あくまでも、「場全体から伝わること」を含めてマネジメントすることが重要です。

3.組織全体観との繋がりが感じられる発表会になっていますか?

最終的に、経営層・幹部層の方に最も重視して頂きたいのは、この点です。社員に対しても、お客さまに対しても、会を通じて自社・自部署の目指す姿との繋がりが感じられるような、会のあり方・社内の環境・社員の様子…になっているでしょうか?
「このタイミングでそんなこと言われても、もう間に合わないよ…付け焼刃でお化粧だけしても仕方ないよね…」

そうですね、これまでの積み重ねてきた取り組みや努力によるところが大きいとは思います。でも、だからと言って何もしない方がいいと言うことはありません。

「会社として大事な機会だから、今回から皆でこうしよう」という具体的な工夫を、一つでも織り込んで実施することが、会の位置付けやあり方を進化させていくことに繋がります。

下期に向けた良い起点となる機会にしたいものですね。


立石 裕美


↓「企業内の場づくり」に関しては、こちらもご参考ください
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「『社員が一堂に会する』ことの意義」
/news-i/souzou/914.html
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この記事の執筆者

立石 裕美

チーフコンサルタント
専門分野:組織変革・人材育成