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リーダーのためのブログ

2016.08.09

朝礼講話のネタ帳

コンプライアンスは、モラル任せ?

 間もなく、夏季休暇に入る企業は多いと思います。社員の皆さんにとって休養、リフレッシュの時間に充ててもらいたい一方、マネジャーとして配慮したいのが、夏季休業中の飲酒運転や、旅行先での羽目を外した行動など、コンプライアンスに抵触する行為です。

プライベートのことでも、個人の行動が企業イメージに与える影響の大きさは、皆さんも新聞報道などで感じられることでしょう。

 「コンプライアンス」を、どのように組織に根付かせるか?
皆さんもコンプライアンス知識を習得するためのe-ラーニングや、毎月のコンプライアンス会議…など、様々な形でとりくんでおられるものと思います。

 では、コンプライアンス会議で、何を共有し議論していますか?

 他社事例の共有。自組織だったらどう対策するか…。 
私たちアイコミ自身も、これまで組織成長のテーマや、実際に起こりがちなコンプライアンス違反事例を想定した、職場としての望ましい規範やルールづくりを行ってきました。

 加えて、今年度から強化し効果を感じているアプローチがあります。 
それは「個人の『ものの見方・考え方』や『特性』を共有し、踏み込む」ことです。

 例えば、目的達成意識が強く、手段の正当性を確保することや、段取りは後回しになってしまいがちなメンバー。
例えば、病的なうっかり傾向があり、忘れ物やケアレスミスの多いメンバー。
議論のテーマを工夫して、個人の「捉え方」が明らかになるようにしています。

 例えば
「報道で見聞きする、世の中の出来事を、コンプライアンスという視点で『あなた』はどれだけ捉えているか」
「情報機器や社用物の紛失について、『あなた』はどのようなことを心掛けて対策を打っているか」
「夏休みは、『あなた』はどのようなことに留意して過ごすか」…。 

 互いの視点や価値観、特性を共有し、良いものは取り入れる。自分とは異なる周囲のメンバーへの支援や介入ポイントを明確にする。違うことはハッキリ違うという。

 自分の考え方をオープンにしながら、相互理解を深め、影響を与え合うことで、ややもすると「あとは個人のモラルの問題だよね」あるいは「こうすべき」と、個人任せや押し付けになりがちな領域に対して、自律的に価値観を修正できることの効果性を感じています。

 コンプライアンス会議という、通常業務とは異なる場を活用し、職場のコミュニケーション成熟度を高めるキッカケにしてみてはいかがでしょうか。

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↓若手社員のモラルアップの育成アプローチについては
 こちらもご参考ください
/news-i/backnumber/51/150.html
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北島 藍子

この記事の執筆者

北島 藍子

コンサルタント
専門分野:企業文化