LEADERS BLOG

リーダーのためのブログ

2016.10.12

エグゼクティブ・アイ

節目を創る

 10月に入った。
朝晩の空気に秋の気配を感じる季節となった。

 10月は下期のスタートであり、今期の折り返し地点だ。
手帳には11月・12月の予定が日に日に埋まり、モタモタしていたらあっという間に年の瀬を迎えそうな勢いだ。

 学生時代は、10月になれば制服も冬服となり、秋の体育祭や文化祭といったイベントがあり、当たり前のように秋を感じ冬支度モードに移行できたのに、仕事をしていると意図しないと時間も季節も大きな変化を感じることなく過ぎてしまう。

 だから、会社も学校と同じように、自らが節目を創りながら季節に合わせるだけでなく、次なる季節の備えをする必要がある。

 この時期は、ウチの会社では下期のキックオフミーティングとして、上期活動検証に基づいて下期のゴール水準を再設定し、活動内容を検討する。
 それが終わると、別の日に一人ひとりの「価値向上プレゼン」がある。それぞれのキャリアビジョンに基づいて、この半期の自己価値がどのように変化しているのか、またその検証において、下期にどのように自分自身を方向づけるのかを発表する。そして、発表者一人ひとりに全員がフィードバックする。

 この活動を始めて20年以上が経っている。もちろん内容はスタートした頃とは変化しているが、基本的にこれを年度始めと下期スタート時の2回行ってきている。

 継続は力なりと言うが、継続させるということ以上に、この時期になると検証と方向付けということをやらないとむしろ気持ちが悪い、落ち着かないというのが私の実態だ。

 基本的に話し合いはメンバー主体で、私は話し合いの観点を示すに止まり、オブザーバーとなる。
 メンバーの検証と方向付けの話し合いを傍らで聴いている時、彼らの「世界観」「先見性」そして「仮説力」が今どうなっているかを確認している。

 目標があり、活動内容が決まると、多くの場合その活動そのものの検証(やったかやらないか)と成果(それによってどんな結果は得られたのか)というレベルの話し合いに終始してしまう。

 最も良くないのは、目標に達していない理由づけばかりの検証になっているケースだ。

 ウチではそういうことは起こらないが、戦略的なテーマになればなるほど、やったかやらなかったか・定量的な結果が出たか出ないかということよりも、

 そもそもやったことは正しかったのか、
 成果はこちらが目論んだ状態は得られているのか、
 うまくいかなかったが大きな発見はあったのか、
 あるいは、予想していなかった産物が得られたか、
 何故そのようなことが起きたのか・・・

 そういったことを検証できるかどうかで、下期の活動内容は大きく異なる。備えるということはそういうことだと思っている。

 短期的に数値結果を求めることを否定はしない。けれども、数値は結果であり過去である。

 結果は達成できれば良く、いかなければ悪いとも限らない。下期に繋がる良い芽はちゃんとあるのか、来期やさらにその先を見据えた時に今の状態は健全と言えるのか、そういう捉え方が大切だと思う。

 今期もお客さまの経営の節目に関わる仕事にたくさん携わっている。お客さまによって、節目の状態もさまざまだ。半期の節目もあれば、10年という節目の仕事もある。

 今日も私は、お客さまと共に、真摯に節目と向き合って仕事をさせていただいている。だからこそ、自分の会社の節目を自ら創りださねばいけないといつも思っている。

 忙しいからこそ、節目というタイミングを逃してはいけない。お客さまに対して自分たちの節目の過ごし方をきちんと語れる自分たちでありたいと強く思う。

 節目は振り返った時の成長の軌跡となる。良い節目になるようにこの10月を過ごしたいと思う。

 節目月間はまだまだ続く。


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この記事の執筆者

臼井 弥生

代表取締役社長