LEADERS BLOG

リーダーのためのブログ

2021.02.10

協創の現場からインナーブランディング

未来づくりへの体力

 先日、ある企業の若手主体の実行委員による社内報企画会議が行われました。新長期ビジョンがいよいよスタートするのですが、今まで培ってきた経験やスキル、ノウハウだけでは、到底実現できないという危機感がありました。

  会議では「社内報を通じて、新ビジョンのスタートに向けてポジティブな危機感を持ち、新たな行動を起こすキッカケになるようなことができないか?」という視点から議論しました。その結果、 環境変化により不確実な要素が増える中で、「一人ひとりが、未来に挑戦できる体力が備わっているかどうか」を確認し、新ビジョン実現への学習を促進する企画が生まれたのです。オリジナルの「未来づくりへの体力診断」を考え、日常の行動や考え方が長期ビジョンに挑戦できるものになっているのか、全社員に回答していただきました。

 診断内容は至ってシンプル。中途半端な結果にならないよう、YES・NO形式としました。

 企画会議で考えた内容を少しだけご紹介します。

・メールや電話を当たり前の連絡手段とせず、WEB会議やチャットなどを使っている・スマホなど電子決済を普段から使っている

・流行りの取り組みなど、とりあえず体感した上で、世の中について考えている

・世の中をこうしたい!という夢がある・・・など、

 ソーシャル視点やアンテナの張り方、デジタルリテラシー、夢や志など、ライフスタイルも含めた日常的な視点での診断になっています。
 職場で働く時だけが未来づくりへの体力を養っていくものではなく、仕事と離れた世界からこそ、学ぶことも多いのではないかということで、ちょっとしたライフスタイルに関わる設問も多く取り入れています。

 アンケートはまだ採取中ですが、「はい、を意外とつけられなかった!自分の未来への体力は大丈夫だろうか?とハッとした…」という話や「デジタル系にとにかく弱いことを再認識した」など、「チェックをするだけで固定観念や思考の枠組みに捉われていることに気づくことができた」との感想をいただいています。


 世の中が猛スピードで変化していく中で、企業の存在意義も大きく変化・拡大しています。そのような中で、新しい習慣をつくったり、受け入れたりすることは簡単なことではないと思います。

 一見、このアンケートは長期ビジョンには直接的に関係ないように思えるかもしれませんが、一人ひとりの日常の行動や考え方が変われば、見える世界は大きく変わってくるはずです。キーワードは、未来に向けた新たな考え方や行動の「日常化」。ちょっとした日常の行動の変化の積み重ねから、これまでとは違った自社らしい未来づくりのあり方が見えてくるかもしれませんよ。

この記事の執筆者

林 恭子

コンサルタント
専門分野:企業文化