LEADERS BLOG

リーダーのためのブログ

2020.12.23

協創の現場からインナーブランディング

不確実時代のリーダーシップ

 「世の中いつ何が起きるか分からない、そんな中で最善を尽くすのが真のリーダー」一見当然のことと思えるよい言葉ですが、2020年は新型コロナウイルスの感染拡大により、不確実な状況において様々な判断をしなければならず、リーダーとしての真価が問われていると感じます。

 先日、「サッカーの力を信じて~見えない敵と戦った2020~」というテレビ番組の中で、Jリーグの村井チェアマンとドイツで活躍する長谷部誠選手との対談がありました。Jリーグではコロナ禍の影響で4カ月の中断期間がありましたが、現在は観客を入れての再開となっています。中断から再開まで、大小様々な局面で判断をされてきたのが村井チェアマンでした。

 リーダーについて2人が対談されている中で、村井チェアマンのおっしゃった2つのことがとても印象に残りました。一つは、「私自身もともとリーグ運営の経験もノウハウもない中でチェアマンに抜擢され、知らないことばかり。だからこそ様々な判断を下さなければならない時には“Jリーグの理念・ビジョンのために”ということを意識している」ということ。
 そしてもう一つは「“魚と組織は天日にさらすと日持ちが良くなる”といつも社内で言っているのですが、嘘をつかない。隠しごとはしない。コロナの状況によって環境が大きく変化することがあっても、“ここまでは分かっているが、この先は分からない”と包み隠さず外部にも発信することで周囲からも助けてもらえる」ということでした。

 自分たちが「何のために動いているのか」「何を目指しているのか」という精神性をしっかりと理解しているからこそ、不確実性の中でも一貫した芯のある意思決定ができるのであり、集団としての健全性を高めるには組織文化としての共通の価値観や行動規範を大切にすることも永続性に大きく貢献すると感じます。

 海外ではワクチンの接種が始まり、ビジネス環境においても今後さらに柔軟な状況対応が求められ、新たな意思決定をしていかなければなりません。我々自身の理念・ビジョンの実現を起点に、私も行動していこうと思います。

この記事の執筆者

渡邉 健

コンサルタント
専門分野:人材育成・組織開発