LEADERS BLOG

リーダーのためのブログ

2020.11.25

協創の現場から人材戦略・人材開発

変わる、変わる、学びの現場

 先日、コロナ禍により今学期はじめての実施となった小6息子の学校公開に参加しました。春先には、担任の先生は予定されていた様々な学習機会の中止やデジタル化の遅れに嘆いていらっしゃいましたが、そんな制約を物ともしない、活性化・進化した授業が繰り広げられていました。

 道徳の授業は、「自分の地域への誇り」がテーマ。まず個人でマインドマップを使って、地域の特徴を円と枝葉で沢山出していきます。その際、この手法の考え方と通じる「ブレーンストーミング」に触れ、社会人もこの手法を用いフラットに創造性を生む話し合いを意図していると伝えていました。次にワールドカフェの手法を用い、グループを次々と変えながら自分の意見を伝え、共有をくり返し、最後はCMコピーさながらの地域を象徴する特徴を発表し合いました。総合の授業では、自分が選んだ絵画を大型ディスプレイに映し出し、解説や感想を発表します。担任はその内容から即興でインターネット動画を見せたり板書したりしながら情報を付加し、新たな学びと発見が広がる授業を展開していました。
 キャリア教育も、年初予定していたゲストを招いての実施はできなくなったものの「プロフェッショナル~仕事の流儀」を視聴し、様々な仕事・職業や生き方から学ぶ機会に変更し、その効果性は高まっているようです。このように学校現場も半年間で大きく変化していたのです。

 一方、大学生の知人が小中学生対象のオンライン塾を起業しましたが、従来の塾とは異なり「実学」として経済・政治・科学・映画などを様々な視点で考察し、知的好奇心を高め、社会に出て役立つ自立的学習力を身につけることに重きを置いています。学生起業家もこれからの時代の塾の在り方に風穴をあける挑戦をはじめていました。

 「実学」といえば、それを教育思想とする福澤諭吉が有名で、「実証的に真理を解明し、問題を解決していく科学的な姿勢」であると唱えています。世の中のこれまでの常識を疑い、自分の知恵を使って新たな真理や価値を追究する力を養うというものです。

 変化の時代、どの企業・組織も例外なく事業や組織の在り方を大きく創り変えていくことが求められる今、そこに携わる私たち全てが事業やビジネスを創造していくいわば起業家・事業家であらねばなりません。まずは自分なりの「実学」を備えるための学び方、学習フィールド、学ぶ力を見出すところから始めていきませんか。

この記事の執筆者

藤掛 里花

チーフコンサルタント
専門分野:企業文化・組織変革