LEADERS BLOG

リーダーのためのブログ

2020.05.27

協創の現場からインナーブランディング

新しい常識づくりに向けて

 新型コロナウイルスの影響で、世界経済が非常に大きなダメージを受けています。国内の新規感染者は減少傾向になりつつあり、緊急事態宣言も解除されましたが、飲食業や旅館業など多くの業種が三密の回避をしながら経営のかじ取りをしていく、これまでに経験したことのない状況に直面しています。私自身も顧客との対面でのミーティングやプロジェクトは延期・中止となり、テレワーク中心の仕事に移行しています。
 5月4日には「新しい生活様式」も発表され、これまでの常識では考えられなかったことが現実世界におき、そして今まさに新しい常識をつくり上げていくフェーズに入ろうとしています。
 そんな時、以前読んだとある書籍を思い出しました。

「売り上げを減らそう。たどりついたのは業績至上主義からの解放」

  京都にある1日100食限定の人気店「佰食屋(ひゃくしょくや)」の中村朱美さんの著書です。100食という販売量を決め、「顧客が途切れない程度に、少ない商品を徹底的に磨き上げる」や「フードロスが限りなくゼロのオペレーション」など、そこに最適化した経営施策を展開することで“長時間労働”や“食品廃棄”など飲食店業界共通の課題解決を図っていました。
 何よりも「売り上げを減らす」というこれまでの常識を覆すチャレンジが、現場の社員を“目の前のお客様に喜んでもらうために何が必要か”ということへより集中させることができるという言葉に驚きを感じました。

 新しい行動様式は、今後私たちが実践していくべき新しい常識の要素の一部であり、これから我々はその新常識に適応させたビジネス展開が求められます。これはダメ、あれはダメという制約条件として考えるのではなく、皆のため、社会のために何ができるのかという目的意識を見直し行動することが、新しい世の中をつくっていくことになるのではないでしょうか。

この記事の執筆者

渡邉 健

コンサルタント
専門分野:人材育成・組織開発