LEADERS BLOG

リーダーのためのブログ

2020.04.08

エグゼクティブ・アイ

2020年に想う

 4月は、桜に始まり新入社員・新年度といった新たなスタートに晴れやかな気持ちを胸にたくさんためて、背筋を伸ばす、そして自分自身に心の中で声をかける。
 そんな4月はここにない。いよいよ7都府県対象に、緊急事態宣言も発令された。想定外のコロナショックはいつどこまで続くものなのか、出口の見えない暗澹たる気持ちとの闘いが続いている。 危機に際しては、強く・素早く・明確なリーダーシップが求められる。

 正解がない中で、この状況をどのように受け止め、どのように判断するのか、国策や行政の動向ももちろん踏まえながら、最適解を見出さねばならない。
 誰が良いリーダーで誰が良くないリーダーなのかは、すべて結果次第。その結果も、その時点での最良が後にそうとは評されないことも多々ある。今の自分自身がこれでよいのかと自問自答を繰り返しながら日々の情勢をみながら過ごしている。

 今回の事態は、本当に一大事であることに変わりはないが、2020年は世界にとって大きな転機になることは間違いないだろう。働き方改革は時間の問題よりもテレワークを進展させ、デジタルの活用領域はさらに拡大しさらに流通を脅かすものになるだろう。飲食業のモビリティーサービスもますます多様化するだろうし、オンラインでのサービス提供は当たり前になるだろう。BCP対策も事業の継続やものづくりのサプライチェーンを見直し強化するだけでなく、改めて日常生活を維持するものとして拡大した取り組みが行われるようになるだろう。そうした中での物流業界の役割・機能は一段と重視されるようになるだろうし、医療機関や提供プロセスも大きく変わるだろう…考え出すときりがなく、次なる時代に対して変化を前提に頭の中を一新させて、具体的な打ち手を明らかにして前進させたいと思っている。

 明けない夜はない。来年も桜は咲くのであれば、むしろこの転機によってもたらされる社会や経済活動の変化をのちにプラスの転機であり正しい選択だったといえるようにしたいと思う。
 昨年度末に策定した、今期の私たちの会社の基本方針は「Shared Valueの創造」であり、キャッチフレーズは「不撓不屈」である。
 社会・お客さま・パートナー企業そして私たちにとって価値あるサービスを生み出して、より良い社会に貢献できるよう努めたい。その意志は「不撓不屈」である。このような事態は想定していなかったけれど、本気の不撓不屈で臨みたい。

 最後に、この4月に新しい仲間が加わった。4月1日、ささやかな入社式を行った。新スタッフに寄せて、先輩スタッフがメッセージを送った。私は、「ビジネスマンの父より30通の手紙」という古い書籍ではあるが、新人には価値あるメッセージがたくさん詰まっている。その中の一節を伝えた。
 「人の世には潮があって、満潮に乗り出せば 幸運をもたらし、無視すればその航海は浅瀬に乗り上げ不幸に終わる」シェークスピア「ジュリアス・シーザー」の一節。満潮で水面は高く見えてちょっと怖いかもしれないけれど、長い航海は、一見危険そうな状況でも勇気をもって出航することで成功の道は拓けるという意味だ。この章のタイトルは「あえて挑戦を」とある。強く逞しく育って欲しいと心から思う。
 次回のメルマガを書く頃、世の中はどのような状況になっているのか不確定であるけれど、私たちはどうなっているのか…良い話がたくさんできるよう皆で明るく心を一つにして取り組んでいきたい。

この記事の執筆者

臼井 弥生

代表取締役社長