LEADERS BLOG

リーダーのためのブログ

2020.02.12

協創の現場からインナーブランディング

契機を活かす・契機を生み出す

 2020年もスタートして早1ヵ月が経ちました。2019年はラグビーの「ワールドカップ」が開催され日本国中が盛り上がりました。2020年は世界中から注目される「東京オリンピック・パラリンピック」の開催が迫っています。また2021年にはこちらも4年に一度の参加型のスポーツイベントである「ワールドマスターズゲームズ」が関西で開催される予定です。このような大規模なスポーツイベントが一つの国で連続開催されるのは世界初のことで、巷では「ゴールデン・スポーツイヤーズ(奇跡の3年間)」とも呼ばれているようです。

  東京オリンピック招致の際に発信された「O・MO・TE・NA・SHI」という文化や日本でしかできない体験など、インバウンド需要も高まり続けている日本において、世界に対するメッセージの発信や日本を訪れた方々に日本そのものを知ってもらうよい契機になると感じています。やはりその場の空気や人的交流などは物理的に行ってみないと・やってみないと分からないことです。それは企業経営においても同様です。 

  親会社が統合され同じグループ会社となった2社。経営幹部層は頻繁に接点の機会があったのですが、それ以外の管理職~一般職のメンバーは職場も変わらず、日々の仕事も変わらず“統合した”ことの影響を感じずにいたそうです。そこで初めて部長~課長層の方々を同じ場に集め、互いの組織について理解を深める相互共有ミーティングの機会をつくり、交流を図りました。はじめのうちこそ遠慮がちだった方々も、場所や歴史は違っても同じように現状を更によくしたいという思いで働いていたり、同じような悩みを抱えて悶々としていたことが分かり、最後には非常に打ち解けて帰っていた姿が印象的でした。 そこから社内ではこれまでは職場単位で完結していた改善ミーティングを他の職場と合同開催にし、具体的なノウハウの共有やオペレーションの効率化につなげていきました。またそのような交流の場を毎年継続的に設けることで、互いの信頼関係も生まれ、同志として忌憚のない会話や悩みの交換の行える健全な組織へと変化していっています。

   当たり前のように行っている「期初の全社員キックオフ」という年単位での機会もあれば、「設立から○周年」「会社統合」「工場・オフィスの移転・拡張」など数年に一度あるかないかの機会もあると思います。そのような機会を、会社成長のチャンス=契機となるような取り組みに転換させたり、またその効果が継続的に続くように社内の仕組みにしていくことで、お客さまやマーケットなど外部からの認知に繋げていくことが必要ではないでしょうか。

 

この記事の執筆者

渡邉 健

コンサルタント
専門分野:人材育成・組織開発