LEADERS BLOG

リーダーのためのブログ

2019.11.27

協創の現場からインナーブランディング

「自分ブランド」 「組織ブランド」 を高めるために

 先日、社内で各自のキャリアビジョンの検証ミーティングを行った。半期に一度、自分の「価値」についてプレゼンをし、職場内上下左右のメンバーと相互フィードバックを行う。いわば「自分ブランド」づくりの検証の場である。フィードバックをもらうと、意外な自己の一面が見えるものである。

 

 単に、仕事結果の発表ではない。個々のビジョン実現に向けて、いくら新たな成長機会があったとしても、「こういう成果を出したい」「こういう認知を得られる人財になりたい」「だからこんな力をつけたい」「そのためにこんな取り組みをするんだ!」という目標設定力と自分自身の意図なきところで、自分ブランドは高められないのである。 

 組織のビジョンを再三伝えているものの、社員になかなか浸透しないというお話をたびたび伺うことがある。よくよく話を聞くと、細かい課題の意味合いややることばかりを伝え、自組織における価値発揮の実現イメージが伝わっていないことが多い。自分の価値を高めるのと同様に、組織の価値をどのような状態にしていきたいのかを、明らかにし共通認識を図ることが重要なのだ。

 外から・相手から見た自分自身の価値が、過不足はあるにしても、まったくないという人はいないであろう。日頃の言動から、勝手に相手から認知されるものである。しかし、自分が相手に与えたい・魅せたい認知はどのようなものであろうか? そこが明確になるよう考えるからこそ、「そうなるために何をしよう?どう学習しよう?」と個々の取り組み方は変わってくるものだと感じる。同様に企業の認知も、相手に魅せたい姿を描くからこそ、集団として一貫した取り組みを行うことができるのである。

  どれだけ一人ひとりのスキルが上がったとしても、どれだけ楽しく仕事をしていたとしても、相手・外からはどのように思われているであろうか?自分ブランド・組織ブランドをともに高めていくために、忙しくても立ち止まって、外からどのようにみられているのか、認知や期待感を聞いてみるのはいかがだろう?耳の痛いこと、良くも悪くも意外な認知など、フィードバックされてみて初めてわかることもあるはずである。そこから「どう魅せたいのか」「そうなるために何を魅せるのか」を思考することで、新たな組織の顔を魅せ、相手の期待感を広げていくことができるのではないだろうか。

この記事の執筆者

林 恭子

コンサルタント
専門分野:企業文化