LEADERS BLOG

リーダーのためのブログ

2019.06.26

協創の現場から人材戦略・人材開発

いつでも、どこでも、だれでもマネジメント

「4月から新入社員の指導役になったが、他社を定年になった人に何を教えるの?」
「会社が海外からの実習生を受け入れ、チームに外国人メンバーが入ってきた」
「副業解禁の波を受け、外部の人材と共にプロジェクトを進めることが増えてきた」

最近はビジネス環境が大きく変わり、程度は様々ですが上記のような事例や悩みをお客さまの職場で聴くことが増えてきました。定型的な業務はより効率化され、創造的仕事へ人の活躍領域がシフトしていく中で、これまでのマネジメントの常識が通用しない状況が生まれているのは当たり前の流れなのかもしれません。言い換えると、年次や職位に関係なく「いつでも、どこでも、だれでも」マネジメントすることが、これからのビジネスパーソンにとってのスタンダードになるということだと思います。 

私がご支援させていただいているある会社様では、入社2~3年目の若手でも現場のベテランのパートの方をマネジメントしなければならず、うまく現場が動いてくれない状況に多くの若手社員が悩んでいらっしゃいました。定められた計画に基づき、進捗の管理はできるものの、個人の力や集団の力を伸ばすマネジメントを意図的に実践した経験は少ないようで、パートの方との意思疎通が難しいとの悩みを抱えていらっしゃいました。

そこで大切にしたのがマネジメントのマインドセット。 「いつでも、どこでも、だれでも」 というキーワードをもとに、何をポイントにマネジメントするかを考え、共有していきました。

①理解のマネジメント:自己理解と他者理解を通じて共に協働する信頼関係を生む
②意志のマネジメント:集団としての目的意識と到達点(目標観)をしっかりと共有
③協働のマネジメント:指示命令でなくメンバーが自発的に考え行動に移せるように引き出す
これらは、若手社員たちのマネジメントの要諦として明らかにしたものです。

実際、様々な失敗や成功もありますが、パートの方が若手社員に相談したり、自主的な提案をしたりする行動が生まれはじめています。
様々な環境が変化する中、これまでの成功体験に固執せず、 「いつでも、どこでも、だれでも」 マネジメントするというマインドセットが、これからの時代に求められる度合いは高まってくると感じています。

この記事の執筆者

渡邉 健

コンサルタント
専門分野:人材育成・組織開発