LEADERS BLOG

リーダーのためのブログ

2018.12.26

協創の現場からインナーブランディング

成長の節目をつくる

先日、ある企業の経営者さまから、周年についてのご相談がありました。「来年100周年だから、社員への感謝の意を込めて皆で旅行をしようと思っている。これから委員会を立ち上げて社員の意見を聞いて企画したい」とのこと。

オーナー会社の三代目である社長は、積極的に若手の採用を行い、新しい風を取り入れようとさまざまな取り組みを行っていらっしゃいます。しかし、現段階ではまだ新規事業が安定しない状況です。

「100周年はどのような機会にしたいのですか?」ともう少し深くお話を伺ってみると、会社の歴史を詳しくお話いただいた後、「自分と一緒に会社をつくる、次世代幹部候補生を育てたい。私が社長になる前からの延長線上の経営ではなく、ギアチェンジし新たな会社としてスタートしていきたい。」と熱い思いを語ってくださいました。

「そうなると、先ほどおっしゃっていた社員旅行の位置づけは、どのようにお考えですか?」

「・・・・・・100周年だからといって、今全社員で旅行をする必要はないかな。」

周年事業の位置づけについてお話を進めていくと、1年かけて新規事業を成長軌道に乗せ、ちょうど2020年の101周年目に「全社員で新たな会社をつくる」キックオフを行っていこうという、意思決定をされました。現在、10年ビジョン策定や、新しいブランドイメージに基づくロゴの制作など、101周年により良いスタートを切るための取り組みを進めています。

 会社によって、「節目」の意義や価値は異なります。
 今年は創立25周年だから何をやろう?旅行にでも行こうか?

来年は50周年だから、社史制作やお客さまを集めて周年式典を行わなければ・・・ではなく、どのような未来への成長起点にしていきたいのか、自組織のありたい姿について思い描くことが重要です。

 自社の「周年」を、世の中の5年・10年周期に合わせる必要はまったくありません。節目をどのようなスタートの年にするのかは、組織としての意志次第。ウチにとって重要な節目は「いつ」で、「どのような機会」にしたいのかを考えることが大切です。節目はじっと待っていても訪れないのです。

 あなたの会社の節目となる周年はいつでしょうか? 

 

この記事の執筆者

林 恭子

コンサルタント
専門分野:企業文化