LEADERS BLOG

リーダーのためのブログ

2018.09.12

協創の現場から人材戦略・人材開発

組織のモチベーション

 近年、周年事業の機会やエンゲージメントに対する問題意識をきっかけに、ブランド戦略に関わる部署が立ち上がり、本気でコーポレートブランディングに取り組まれる会社さまに出会う機会が多くあります。

 先日、統合から20周年を迎えようとしている会社さまでは、これからの自社ブランドをみんなで創り上げていくために、まずは、経営幹部が集まりブランドミーティングを実施しました。

 自社の「強み」や「らしさ」は歴史に隠れているもの。この20年間の自組織の主だった取り組みの棚卸しとともに、自組織のモチベーションについて共有しました。各拠点ごとに分かれ、年度毎に、どのような取り組みや出来事があり、それが組織にどのようなインパクトを与えたか、プラス面もマイナス面も洗い出しました。そして、組織のモチベーションラインとして描いていったのです。本来、「モチベーションライン」とは個人に用いられ、自分のモチベーションの上下となる要因を見出し、自ら意図してモチベーションを高めるためのヒントとするものです。

「ここは、●●さんが異動してきて、こんな変化があった」「ここは、何もかもうまくいかなくて、自分たちの存在価値が分からなくなっていた」「この年は、人がたくさん辞めて、どんよりしていた・・・」「この●年後は業績が過去最高で、みんな活気があった」など。

 20年間を振り返ったモチベーションの上下について、「毎年、目の前のことに一生懸命になりすぎて、組織のモチベーションについて考えたことがなかった」「業績が上がればモチベーションが上がる、下がればモチベーションも下がる、人が辞めても同じことの繰り返し。環境面に振り回されている気がする」「毎年、全社で振り返りをしているけれど、結局、業績結果を中心とした振り返りになってしまっていた」と口々に感想を述べられていました。 

そして「挑戦的な取り組みをしたときは、業績が一時的に下がったがモチベーションは下がっていない。その後、お客さまの幅の拡大や業績につながっている」「外部要因に振り回されず、意図的にやることが大事」とご自身たちのモチベーションの源を見出されたようです。

 20周年をきっかけに、お客さまに対して自社の認知を変えていこうとしている中で、自分たちの「意志」に基づく、自組織の成長やモチベーションを自分たちで創っていきたい!という思いから、ブランド活動はスタートしています。

 

あなたの会社は、組織のモチベーションを自分たちで高めていますか?

 

 

この記事の執筆者

林 恭子

コンサルタント
専門分野:企業文化