LEADERS BLOG

リーダーのためのブログ

2018.06.14

上位概念・組織開発協創の現場から

そのプロジェクト、うまくいってますか?

成功するプロジェクトの要件とは何でしょうか?

  いくつかある中でも大事なことは、テーマ設定を間違えないこと、メンバーがやりたいと思ってやるようにすることだと思っています。

  プロジェクトに関するご相談をいただくと、(まだあいまいな段階だからというのはありますが)おおむねテーマの抽象度が高いのです。働き方改革プロジェクト、女性活躍推進プロジェクト、業務効率化プロジェクト…など、経営のトレンドで、自社でも取り組まないとは言えないことで、皆文句のつけようのない大テーマ。  けれども、どういう課題を解決して、どういう成果を求めているの?ということは割とフンワリしています。これをそのままにして進めると、プロジェクトメンバーも何を期待されているかよくわからず、議論は盛り上がっても話が拡散するだけで、結果的に大したアウトプットも出ないという残念なことになりがちです。企画した側も、明確なアウトプットイメージを描けていたわけでもないため、可もなく不可もなくという評価。忙しい中でやってもらったし、まあ仕方がないか…、という落ちです。

 かくしてプロジェクトとは、負荷多くして得るものの少ない、関わりたくない仕事ナンバー1になったりするのです。   同じプロジェクトでも、中期経営計画の策定、理念に基づくクレドづくり…など、少なくともアウトプットが明確な場合は確実に進捗し、完了します。   「新事業創出プロジェクト」に期待するアウトプットは何でしょう?「新たなビジネスモデル案をつくること」でしょうか?「2年以内に新分野での収益目標〇〇円を達成するための仮説を明らかにすること」でしょうか?大テーマとしてのプロジェクト名称はよいとしても、具体的な取り組みテーマをブレさせないことが重要です。 選任されたプロジェクトメンバー自身が「やりたい」と思えるかどうかというのも、実はここにかかっています。 そのテーマが内包することに危機感を持ち、自分自身に関連することだという受け止めができるかどうか。 形式的な説明ではなく取り組む必然性がしっかりと共有され、当人たちの頭の中で何をするのかがハッキリとイメージできる、そんなスタートを切れるかどうか。 そして、当人たちのどんな変化や可能性の拡大を期待しているかがしっかり伝わり、結果へのフィードバックと評価が明確にされるかどうか。 そういったことが、プロジェクトのキーとなるプロセスとしてデザインされていることが必要です。

    皆さんの組織のプロジェクトは、うまくいっていますか?

この記事の執筆者

立石 裕美

チーフコンサルタント
専門分野:組織変革・人材育成