LEADERS BLOG

リーダーのためのブログ

2018.04.25

協創の現場からインナーブランディング

社内の定番コミュニケーションツール。何を引継ぎ、何を変える?

年度がはじまり、1ヵ月が経とうとしています。
社内広報物やキックオフなどの社内イベントなど、企業内にある様々なインナーコミュニケーションの機会やツールも、今年度のスタートを切っている頃かと思います。 

また、担当者の異動や交代もこの時期です。
この際に、どのようなことを引き継げばうまくいくのでしょうか?

私が関わっている会社の社内報は、各拠点の若手メンバーが参加するプロジェクト制をとっており、毎年メンバーが入れ替わって引き継いでいます。今年度は、社内報そのものの歴史を振り返り、自社の社内報に価値をもたらしている源泉は何なのか、そして今後もっとどんな役割を果たしていくことが望ましいのか…。「組織にとってのツールの価値」と「背景にある考え方」を共有し、思考することに焦点を当てました。

先日行ったプロジェクトの今年度最初の会議では、創刊の経緯や社内に大きな影響を与えた過去の企画とその背景を振り返るとともに、現在はどのような効果を生み出せているか、そして今後どんな面で影響力を発揮してほしいかを、事前に経営層やベテランなど様々なメンバーにヒアリングしました。そして、長期ビジョンが切り替わる数年後に向けて、誌面や制作のプロセスを通じて、これから会社の中に、どんな変化や効果性をもたらしていきたいかの議論を行いました。「これまではビジョン実現に向けた取り組みがリアルに伝わるように意識していたけど、『可視化』にとどまっている。望まれているのは“自己主張”というコンセプトにあるように、もっと若い自分たちの柔軟性を活かして提言することなんだ」「現ビジョンの先が見えるような、考え方を広げるきっかけをつくることが大事」などの気づきが生まれ、プロジェクトメンバー自身も変わっていこう、という意志を一つにできた機会となりました。

原点回帰と未来起点。

一見相反する2つですが、長く大事にされ引き継がれているものこそ、担い手が変わっても必要であり続けるために、価値を生み出す源泉となる考え方を認識すること。

そして、正解がわからない未来を想像し、そこを起点にコミュニケーションを生み出すことの両立が重要だと感じています。

 

この記事の執筆者

北島 藍子

コンサルタント
専門分野:企業文化